海外FXに興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
レバレッジが高く大きな利益を得られる可能性がある一方で、海外FXは国内FXよりも危険だと言われることがあり、不安を感じている方もいるかもしれません。
そこでこの記事では海外FXの安全性についてまとめました。
目次
この記事のポイント
- 海外FXは出金拒否や詐欺業者に騙される可能性がある
- 海外FXは正しく利用すれば国内FXよりも大きく利益が得られる
- 安全な海外FXを利用するなら金融ライセンスや口コミのチェックが大切
海外FXのリスクや対策を知ることで、安全に海外FXを始められるでしょう。
海外FXは安全?国内FXよりも危険だと言われる理由
海外FXは危ないと言われる理由として、次のような事実が挙げられます。
- 出金拒否のリスクがあるから
- ハイレバレッジのリスクが高いから
- 詐欺業者に騙される可能性があるから
- 日本の金融ライセンスを取得していないから
海外FXは国内FXよりも大きな利益を得られる可能性が高い分、さまざまなリスクも確かに存在するためしっかりと理解しておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
出金拒否のリスクがあるから
海外FXが危険だと言われる理由の一つに、出金拒否のリスクが挙げられます。
出金拒否とは利用者が出金申請をしても、FX業者側が意図的に出金を拒否することです。
海外FX業者の中には規制の緩い国に拠点を置いているところもあり、トラブルに巻き込まれるケースは少なからずあります。
ただし出金拒否をされる理由として、利用者がその海外FXでの規約や出金ルールを遵守していない場合もあります。
海外FXを利用する際は、利用規約などをしっかり確認しておきましょう。
ハイレバレッジのリスクが高いから
海外FXを利用する最大の魅力は、高いレバレッジを利用できることでしょう。
国内FXの場合は最大25倍までしかレバレッジをかけられませんが、海外FXの場合は制限が無く1,000倍程度かけられるところが多いです。
しかし、これがリスクを増大させる要因にもなるため海外FXは危険だと言われます。
例えば1,000倍のレバレッジを利用した場合、1,000円の資金で100万円分の取引が可能ですが、相場が0.1%逆行しただけで証拠金が全て失われてしまいます。
ハイレバレッジはリスクが高いため、より一層慎重な取引が必要です。
詐欺業者に騙される可能性があるから
海外FXのなかには確かに詐欺業者も存在するため、業者選びは慎重に行いましょう。
国内FX業者は金融庁の監督下にあり厳格な規制を受けているため、詐欺的な行為を行うことは難しいですが、海外FX業者の中には詐欺を目的とした悪質な業者が一定数存在します。
海外FXの詐欺業者は、魅力的なボーナスや高利回りなどをトレーダーにアピールします。
そしてトレーダーが資金を預けると出金拒否や高額な手数料を要求し、資金を取り戻せなくするのが詐欺業者の手口です。
海外FXを始める前に業者の信頼性を十分に確認し、詐欺被害に遭わないよう注意することが大切です。
日本の金融ライセンスを取得していないから
海外FX業者のほとんどが日本の金融ライセンスを取得していないことから、国内FXに比べて危険だと言われます。
FXは国際的なルールが存在しないため、国や地域によって取り締まりや管理のルールを作成しており、それが「金融ライセンス」です。
日本の金融ライセンスを取得している方が安全かもしれませんが、日本の金融ライセンスを取得するとレバレッジは最大25倍までしか利用できなくなってしまいます。
海外FXの最大の魅力が無くなってしまうので、あえて日本の金融ライセンスは取得していないところがほとんどです。
金融ライセンスは日本だけではないため、他国の金融ライセンスを複数取得している海外FX業者を選べば安心でしょう。
安全な海外FXを見極めるポイント
安全な海外FXを見極めるには、次の3つのポイントをチェックすると良いでしょう。
- 利用者の口コミを調べる
- 金融ライセンスの取得を確認する
- ゼロカットシステムが採用されているか確認する
当然のことながら日本に住んでいない海外の方は、日本以外のFX業者を利用して稼いでいる方がほとんどです。海外FX=悪いというわけではないため、これから紹介するポイントをチェックして安全に海外FXを利用しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
利用者の口コミを調べる
安全な海外FXを見極めるには、利用者の口コミを調べることが大切です。
特に出金拒否や注文執行の遅延など、実際のユーザーの口コミは貴重な情報源となります。
気になる海外FXを見つけたら口コミサイトやSNSを利用して、過去にトラブルが無いか確認しましょう。
ただし、口コミの中には業者が自作自演で投稿している可能性も考えられるため、1つの情報を鵜呑みにせず、総合的に判断することが重要です。
金融ライセンスの取得を確認する
金融ライセンスの取得は、安全な海外FXを見極める非常に重要な要素です。
日本の金融ライセンスは最大レバレッジが25倍に制限されてしまうため、海外の金融ライセンスを複数取得しているところを選びましょう。
金融ライセンスを取得している業者は定期的な監査を受け、適切な資金管理や顧客保護の体制が整っていることが期待できます。
金融ライセンスを何一つ取得していないところは、リスクが高いためおすすめできません。
ゼロカットシステムが採用されているか確認する
海外FXで安全に取引するためには、ゼロカットシステムが採用されているか確認しましょう。
ゼロカットシステムとは、相場の急変動で口座残高がマイナスになった場合でも、マイナス残高を業者が肩代わりしてくれるシステムのことです。
ゼロカットシステムを採用していない業者で取引した場合、予期せぬ相場の変動によって証拠金以上の損失が発生するリスクがあります。
自分の資産を守るためにも、ゼロカットシステムの有無を確認しておきましょう。
まとめ
海外FXは適切な業者選びとリスク管理を行えば、高いレバレッジを活用できて大きな利益が得られます。
【この記事のポイント】
- 海外FXは出金拒否や詐欺業者に騙される可能性がある
- 海外FXは正しく利用すれば国内FXよりも大きく利益が得られる
- 安全な海外FXを利用するなら金融ライセンスや口コミのチェックが大切
悪質な海外FXに引っかからないためには、この記事で紹介したポイントを事前に調べておくのが重要です。
自分に最適な業者を選び、適切なリスク管理を行いながら海外FXに取り組んでいきましょう。